トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2017年2月2日木曜日

カナダのオーロラ観光まとめ



私のオーロラ初体験は、世界的なオーロラ・ブームとなった2012年。トロントから国内便を乗り継ぎ、カナダのオーロラを見にイエローナイフに2度、その後北極圏のドーソンシティーに向かいました。この体験を踏まえたまとめページをご覧ください。

カナダのオーロラはどこで見ることができるのか?

極北と呼ばれる地域で見られる自然現象オーロラ。鑑賞ができるのは、カナダ中北部のイエローナイフが日本からのツアーが充実していて有名です。最近では北西部のホワイトホース、さらに北のドーソン・シティーもオーロラ観光に力を入れていて、バラエティ豊かになってきました。それぞれ冬シーズンと夏/秋シーズンにオーロラを見ることができます。



この時撮影した写真は、「地球の歩き方 2012-13年カナダ版」の特集ページに掲載され、なんと「コンデジで撮るオーロラ」の解説ページも担当させてもらうことになったのも、思い出です。その後「地球の歩き方 カナダ版」「カナダ西部版」には連続してオーロラの写真を使っていただきました。単純な動機でオーロラをこの目で見たいと始まったことなのですが、大変なご縁をいただき良い思い出になりました。

2014年にはこちらも縁あってカナダ観光局のメディアFAMという研修旅行のチームに参加させていただくことになります。行き先はホワイトホースとドーソン・シティーという聞きなれない場所ですが、オーロラも含めて要注目のエリアになって行くことでしょう。

カナダのオーロラシーズンと防寒具は?

前述の通り、カナダのオーロラは夏/秋シーズンと、冬シーズンの2つに分かれます。前者は日本の防寒具でも大丈夫な気温(ほぼマイナスにはならないか、マイナスになっても10度まではいかない)のため快適にオーロラ鑑賞ができる、という利点があります。

一方冬は確実にマイナス20度は越えてきますから、完全防寒が必要です。ツアー参加の場合は、防寒具のレンタルが含まれている場合が多いので安心です。それでもインナーの工夫は必要で、特に腰周りと足下は15分以上外にいると厳しい寒さに凍えてきますから、油断は禁物です。

肝心のオーロラの見え方ですが、冬と夏/秋シーズンでは、原則変わりません。オーロラは、オーロラです。違いは気象条件のみ。冬のツアーが先に売れるようになったのは、現地に雲がない「晴天率」が冬の方が比較的高い、ということだけです。夏/秋シーズンが短いのは、白夜のため。これは極北ですから、仕方ありません。

まずは冬のイエローナイフに向かいます

オーロラ観光初心者として、オーロラビレッジという観光施設に参加するツアーが一番いい、という旅行代理店の知り合いのススメに従いイエローナイフに向かいました。

滞在期間は4泊5日としました。やはり天候が心配。空が曇ってしまえばいくらオーロラが出ていても見ることはできません。

カメラをどうするか?

せっかく行くのですからオーロラを自分のカメラで写したい、というのが人情。でも、夜空の撮影は、なかなな難しそうです。コンパクト・デジカメでも高級と言われる部類のものであれば撮れることがわかり、当時リコーが販売していたRICOH GXRというカメラを持って行きました。

カメラの自作保温ケースを作りましたが、現地ではなくても大丈夫でした。長く外に出しておくと超低温になりますから、温度差からカメラが故障するリスクは大きいと思います。カメラを守るため、小さいものでも良いのでカメラバッグは用意しておくと良いでしょう。

もう一つ、オーロラを撮るためにどうしても必要なのは3脚。小さなものでいいので、必ず持って行きましょう。

冬オーロラ観光の結末は?

イエローナイフでの人生初のオーロラ鑑賞は、幸運なことに初日から大きなものを見ることができました。一転して二日目はお天気のいたずらで空振り。昼間は抜けるような晴天でしたが、夕方から雲がたれ込め夜には雪もちらつき、オーロラ鑑賞はなりませんでした。おそらく地上にいる人間には見えない上空で、美しいオーロラの舞が繰り広げられていたことでしょう。

三日目は現地に到着したのが午後9時半過ぎで、オーロラが出たのは夜中の1時。気温マイナス26度の中3時間半待って、ようやくオーロラが出現しました。

長いようであっという間だった4泊5日のイエローナイフでのオーロラ観光の最終日、この日はビレッジに向かうバスの中からすでにオーロラが出ていました

夏/秋オーロラ観光の結末は?

無事に人生初オーロラを冬のイエローナイフで体験することができましたが、同じ年の夏/秋シーズンのオーロラを見に、再びイエーローナイフで鑑賞してきました。誰に聞いても「夏にオーロラっていうのは見えないでしょう。だから冬にいくんでしょう?」と言われましたが、冬とはまた違ったオーロラを見ることができたのは幸いでした。



夏/秋のオーロラでは、二つ大きな体験をしました。一つは「満天の星空」。天の川と共に見るオーロラは感動的でした。もう一つは、冬に見た時以上のブレークアップ。不思議なことですが、地平線を振り返ると確かに「パチパチっ」という音が聞こえたような気がして、一気に全天がオーロラに包まれました。学術的には証明されていないそうですが、「音が聞こえる」という話は結構あるということがその後わかりました。

ユーコン準州の秋オーロラへ

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カナダのオーロラ体験には続きがあって、最後は極北と言われるユーコン準州に招待旅行ででかけるというチャンスをもらうラッキーな経験ができました。ユーコンはまだまだ日本でも知っている人が少ないかと思いますが、知る人ぞ知る自然の宝庫です。

ドーソンシティで見たオーロラは、これまで見たものよりもさらに素晴らしかった。実は一連のきっかけとなったのが、NHKの特集番組で見たドーソンシティで撮影されたオーロラを見たことでした。計画したことではありませんが、こういう形でカナダのオーロラ体験に一区切りがついたのには、何か巡り合わせがあったのかもしれないと、後からそんな風に思いました。