トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2015年12月12日土曜日

ボリューム満点、トロントのヴィーガン店「Kupfert&Kim」



普段から肉でも野菜でも普通に食べる生活を続けていて、今後もそれは変わらないのだろうと考えていますが、野菜の美味しさには心を惹かれるものがあります。最近のトロントでは「Goulten Free」とか「Vegan(ヴィーガン)」が浸透してきていると聞き、これらを専門に出すファストフード店「Kupfert&Kim」を散歩の途中に見かけたので、早速入ってみました。
http://www.kupfertandkim.com/

まずはヴィーガンについてなのですが、今から3年ほど前だったかトロントのヴィーガン事情について調べて欲しいと雑誌社から頼まれ、実際に撮影に出かけたことがありました。当時はまだ珍しかったと記憶していますが、今では良く見かけるまでになりました。

ヴィーガンをひとことで言うと、ベジタリアン(菜食主義)の中でも完全に動物性タンパク質を摂らない「完全菜食主義」と言われる考え方に基づくもの。19世紀のイギリスで始まったベジタリアン運動の発展形として生まれたのが、ヴィーガン。それはダイエット効果というよりも「動物を屠殺しない」という倫理的な思想(モラル)がその根底にはあり、インド独立の祖であるマハトマ・ガンジーにも大きな影響を与えたと言われるルーツがあります。

前回「サンデー・ロースト」についてのブログを書いたわけですが、時間軸でいうとヴィーガンはまったく同じ時期のイギリスで起こったもの。当時のイギリスは産業の復興と成熟に伴い、多様な思想や発想が生まれていたことがわかりますが、それらはボストンを経由して北米に輸入され、カナダにも広がったという流れのようです。



さて、トロントのヴィーガン店としてスポットライトを浴びている「Kupfert&Kim」ですが、流行に押し出されるようにして店舗数の拡大中。私が今回訪れたのは、トロント地下街「PATH」のユニオン駅近くにあるブルックフィールド・プレイス店。トロントの金融街と呼ばれるユニオン駅周辺の高層ビル地下を中心にテイクアウト店を増やしているあたりは、少し裕福な層のランチタイムを狙うビジネスが、成功の秘訣のようです。

お昼前になるとかなりな行列になるらしく、11時半頃にはビルのセキュリティーが一人入り口付近をうろうろしはじめていました。行くならランチタイムをはずすといいでしょうね。
http://www.kupfertandkim.com/contact.html

メニューは、飲み物、朝食(午前7時半〜10時半)、ボックスランチ(午前11時〜終了時間は午後3時半が基本だが店舗によって夜まで営業しているところがある)、スペシャルに分かれていて、ウエブサイトで見ることができます。
http://www.kupfertandkim.com/images/menu/menu.pdf

店内のメニューボードには上から、共に10.39ドルの「FIRST CANADIAN(ファーストカナディアン)」と「OAXACA(オアハカ)」 とあるので、まずは一番上のファーストカナディアンを食べてみることにします。

カウンターで注文し、支払いを済ませると名前を聞かれます。スターバックスなどでもそうですが、こういった場合日本人の名前の発音がややこしいので、適当な英語名を決めておくといいと思います(私の場合はマーク)。



しばらくすると、名前と注文したメニューの名前で呼ばれますので、受け取りカウンターに行くと「Hot Sauce?(ホットソースはいるか?)」と聞かれるので、「Yes(or No)」と答えて受け取ります。「Yes」と言うと、緑色のホットソースを、ボックスの端っこにかけてくれます。



持った時に最初に気づくのが「ずっしり重い」こと。



内容は以下の14品目。どれもオーガニック食材としては定番のものを、これでもか、と入れた感じですね。

(1) organic quinoa キヌア(オーガニック)
(2) organic tempeh テンペ(オーガニック)
(3) organic kale ケール(オーガニック)
(4) roasted root vegetables ローストした根菜
(5) pomegranate seeds ざくろのタネ
(6) beets ビーツ
(7) carrots 人参
(8) rainbow radish レインボー・ラディッシュ
(9) purple cabbage むさらきキャベツ
(10) white cabbage ホワイトキャベツ
(11) organic pea shoots エンドウの芽(オーガニック)
(12) sunflower seeds ヒマワリの種
(13) black sesame seeds 黒ごま
(14) with chia tamari maple sauce チアシードのたまりメープルソース



家に戻って重さを計ったところ、ちょうど600グラム。箱が35グラムでしたから総量565グラム、というところでしょうか。



これを食べきるのはすぐには無理と考え、ボウルに移し替えてからメープルソースをかけ、結局2日がかりで完食。なかなかボリューミーです。メープルソースは多少甘ったるいのですが、ホットソースと合わせるとちょうどいい感じ。キヌアとよく混ぜ混ぜして食べ進めていきます。

カナディアンの皆さんは、これをランチで食べきるのでしょうか・・・・だとしたら、ものすごい満腹になるはずです。考えようによっては、ものすごく健康的なお野菜で満腹になれるのですから、いいことずくめかもしれないですね。

トロントのヴィーガン・ランチの方向性が見えた気がしますが、ハーフサイズってないのかな?