トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
自己紹介はこちら

2015年6月21日日曜日

トロントからヨーロッパ旅(2)ヒースローからダウンタウンへ



今回のイギリス旅行は、ロンドンからヨークへ向かい、再びロンドンに戻ってくるという旅程。まずは空港からロンドンのダウンタウンへ向かいます。

ヒースローからダウンタウンへのアクセス方法は地下鉄、快速列車、タクシーの3通り。ポンドは高いので、一番安い地下鉄を使います。





空港での表示は「Undergroud」。ロンドンで地下鉄のことをこう呼びます。



ヒースローは広くてクリーン。



エレベーターで降り順路に従い、無事到着。



一番奥が改札口。左はチケット自動販売機、右が窓口です。

オイスター・カードを買う


地下鉄に乗るためには、「オイスター・カード」というプリペイド式のスマート・カードが現金より安くて便利なので、まずはコレを入手します。



自動販売機でも買えますが、窓口に並びます。



10分ほど並んで、順番がきます。



これがカード。カードケースも一緒についてきました。イギリスではカードのチャージのことを「トップアップ」と呼びます。とりあえず10ポンドをチャージしておきます。カード代が5ポンドですから、トータル15ポンドになります。



これが、改札口。



乗る時にタップオン、下車駅でタップオフ。料金はゾーン制で、料金は入り口と出口でタップすることで確定するというわけです。



たとえば、空港から今回のKing's Cross駅の料金を調べてみると、上のようになります。ちょうど乗ったのはお昼頃でしたから、キャッシュ払いのほぼ半額。カードを使うと圧倒的に安いですね。朝のラッシュ時の料金を高く設定するというのは、面白い考え方だと思いました。

下記ウエブサイトでどれくらい料金がかかるか、おおよその見当はつけられます。
https://www.tfl.gov.uk/fares-and-payments/fares/single-fare-finder

ロンドン地下鉄に乗ってみる




地下鉄駅構内は明るくて、あまり違和感がありません。



地下鉄のシンボルマーク。遠くからでもよくわかります。



ロンドンは地下鉄発祥の地。「TUBE(チューブ)」と呼ばれるだけあり、特に旧型車両は車内が狭くて、乗っていると本当に筒の中にいるようです。車両の上の方のデザインがカマボコ型になっていますね。



最終日にコベントガーデンにあるロンドン地下鉄博物館に行ったのですが、展示されていた初期型はさらに小さくてビックリします。



その上、最初の地下鉄は蒸気機関車が牽引していたというのですから、驚きます。



空港駅から目的地までのんびり揺られて、1時間ほどで到着。全行程をみると、まだまだ先は長そうです。



荷物をひきながら、エスカレーターを上がります。



都市型の観光で公共交通機関を使う場合は、避けて通れませんから、荷物はコンパクトにしておく必要があります。



改札でカードを「タップ・オフ」します。



地下鉄駅からターミナル駅までは、徒歩で3分ほど。地下道を歩きます。



地上に出ます。大きな教会が見えますが、あたりは広場になっていて、ちょうどお昼時のマーケットが行われていました。



バスの発着場などもありなかなか大きな駅です。



これがターミナル駅外観。威風堂々です。初めてにも関わらず迷うことなく目的の駅に到着できたのは、プリペイドSIMによるネット接続が空港でできたこと、Google Mapのナビが正確であったこと。

ヴァージン鉄道は2ルート


まずはほっと一息、と思いたいところですが、ヨーク行きのチケットを買わなければなりませんので、売り場を探します。



King's Cross駅正面入り口です。



入るとすぐが、ホームにつながる正面入り口になります。めじるしは、この細かい字の電光掲示板。見上げる人たちがたくさんいるのは、列車が何番線から出発するのかは直前に表示されるため、それを出るのを待っているのです。



売り場は、建物の正面ではなく左側奥にあります。この辺の細かいところは事前のネットでもなかなかわからないので、人の流れの邪魔にならない所に立ち止まり、度々あたりを観察して見つけます。

ロンドンは、東京駅やトロントのユニオン駅ように全部の路線が集中するいわゆる「中央駅」というものがなく、路線ごとに大きな駅がいくつもあります。

私が今回お世話になるヴァージン鉄道は2ルートが運行しており、それぞれ別な駅から発着しています。

(1)ウエストコースト線(ユーストン駅発着):http://www.virgintrains.co.uk

(2)イーストコースト線(キングス・クロス駅発着):https://www.virgintrainseastcoast.com

ロンドンから直通で行けるヨーク行き列車は、Virgin Trains East Coastになります。 https://www.virgintrainseastcoast.com/our-destinations/

チケットの料金体系は独特


イーストコースト・ライン(2015年5月現在)のおもなチケットの種類は以下の3つ。かなり独特です。

(1)Anytime tickets:
料金が一番高いチケット。
変更や払い戻しなどができ自由度が高い。
座席予約の必要がある場合は、前日までに済ませること。

(2)Off-Peak tickets:
空いている時間帯(週末/平日は午前9時半以降)に乗れる、比較的安いチケット。
手数料を払えば変更ができる。直前まで買える。
座席指定はない。

(3)Advance tickets:
一番安いチケット(場合によってはAnytimeの3分の1)。
日付と時間限定。
変更や払い戻しは一切できない。座席指定はない。

ネット購入した場合の受け取り方法は以下の2通り。

(1)Self-Print:PDFになったチケットがEメールで送られてくるので、それをプリントする。

(2)Ticket on Departure:駅にあるチケット販売機(self-service ticket vending machines)にレファレンス番号(booking reference)と、買った時に使ったクレジットカードを使って、チケットを発行する。

手堅く窓口購入したチケットの謎


ヒースローに着いた当日の時間が読めないのと、チケットの仕組みがイマイチわからなかったので係員から買うことに決めていました。



ブースの見た目。混んでません。



手にしたヨーク行きのヴァージン鉄道のチケットは「ANYTIME」。有効期間が2日間で、ロンドン発ヨーク行きのどの列車にも乗れるもの。日本の乗車券と比べるとかなりアバウトな感じで不安がなくもないですが、イギリス・ルール、ということなのでしょう。

オンラインで調べると、ヨーク行きのチケットは下記の通り。

Std Class Advance Single:£28.40-£68.80
Off-Peak Single:£55.40
First Class Advance Single:£56.35-£164.65
Anytime Single:£83.10
Anytime Single (1st Class):£177.50

とにかくたくさんの種類があり、出発時間によっては買えるものもあり、すでに売り切れているものもある、という複雑さです。

私が渡されたチケットは、ファーストクラスの中でも一番高い177ポンドチケット。直前に買ったということを考えると仕方のないことなのかな、と思っていました。

仕組みをよく理解して買うと、さらに安くなる


その後、もしかしたら直前購入でも、もっと安くできたのではないかと思う出来事を経験します。

ヨークからロンドンへの帰りの列車の中で、ある男性が途中駅から乗車してきて、車内はガラガラだったのにも関わらず、4人席に座っていた私の斜め前の席に座った時のことです。この人は検札がやってくると普通乗車券を見せ、「アップグレードをします」と言ってその場でお金を払っていました。

後から調べてみると、確かに普通の乗車チケットを買ってファーストクラスに空席がある場合はこうしたことができると書いてあります。これは知りませんでした。下記公式ウエブサイトの情報では、ヨーク行きの場合は25ポンドがファーストクラスへのアップグレード料金となっています。

https://www.virgintrainseastcoast.com/special-offers/travel-savings/travel-in-style-for-less/

もしこの時私が駅で「Off-Peak single(片道)」を55.40ポンドで買うことができたなら、車内でアップグレードをかけるとトータル80.50ポンドとなり、ファーストクラスの正規料金177ポンドのほぼ半額で済むという計算になります。

オンラインで「Advance Single(片道)」を48.50ポンドで買っておけば、トータルで73.50ポンド。さらに安くなります。

これはファースト・クラスの席が空いているということが前提です。実は行きも帰りも車内はガラガラ。考え方としては、まずは普通乗車券で乗り、「席が空いていたらファーストにアップグレードしよう」という程度なら、かなりなディスカウントですから、特にファーストにこだわりがなければこういう方法を試すとお得みたいですね。