トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年10月21日月曜日

マーリーズは本拠地4連勝

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AHLリーグで、一つの州に2チームあるのはトロントがあるオンタリオ州のみ。トロント・マーリーズとハミルトン・ブルドッグスがそれで、「オンタリオ州対決」と言われる人気カード。毎年クリスマスの翌日12月26日の祝日にはNHLの本拠地エアカナダ・センターで「ボクシングデー・クラシック」という特別試合が行われるほどです。

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昨日は、今シーズン組まれている12試合(うち6試合はホームで)の最初のゲーム。女子ホッケーのオリンピックチーム所属の、Natalie SpoonerとJenn Wakefieldが開会式に登場!

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さて、この試合の先発メンバーは以下の通り。

(フォワード)T.Biggs/J.D'Amigo/J.Smithson
(ディフェンス)K.Holzer/A.MacWilliam
(ゴーリー)D.MacIntyre

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この試合で本拠地デビューしたJerred Smithson(44番)ですが、彼のキャリアをざっとまとめると、2000年にAHLデビューした後、2002年にLos Angeles KingsでNHLデビュー。その後Nashville Predators(2005-12)、Florida Panthers(2011-13)、Edmonton Oilers(2013)とNHLで588試合出場、10年のキャリアを持つ34歳のベテラン・ディフェンスマン。
今シーズンはフリー・エージェントになり所属チームがありませんでしたが、10月16日に「Professional Tryout Contract」で25試合に出場する権利を得ました。契約が切れた多くのNHLベテラン選手は、このPTOで再チャレンジをするようですが、調べてみると移動や滞在費など経費は自費の場合もあり、プロとは言えなかなか厳しい現実があるようです。

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34歳と言えば現役引退が確実な年齢。ウエーバーにかけられた後に所属先が見つからなかった段階で引退という選択肢が現実となる中、それでもプレーすることを求めて、下部リーグのAHLでのキャリアをPTOで求めるという、そうしたドラマがここにはあります。

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さて、この日の試合展開は、先制点を挙げたのはマーリーズのT.J.Brennan(第1ピリオド8:29)。この時パックはS.Abbott、J.Lilesと渡り、最後にパックを受けたBrennanがお得意のスラップショットでゴールを決めるというお決まりのパターン。彼はこれで開幕5試合すべてに得点し、8得点と絶好調。写真は、ゴールを決めた直後にLilesを指差し、彼のアシストを称えます。この時パックはゴール前と言うよりブルーライン近くを大きな三角形を描くように、Liles → Brennan → Abbott → Liles → Brennan と渡り、相手ディフェンスが左側のAbbottとLilesに引きつけられた一瞬の隙をついて、右側にいたBrennanがゴール左隅にパックを打ち込んだというわけです。

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今のマーリーズは、NHLレベルの選手がひしめき合う状況。高給取りのスター選手Lilesもディフェンスマンでありながら、Brennanと同様強烈なスラップショットでブルーライン近くから得点ができることをハミルトンも良く知っています。それだけにパックが彼らに渡ると相手ディフェンスが右往左往するのも無理はありません。この辺のコンビネーションがうまく働くと、マーリーズの得点力もぐっと上がります。

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第2ピリオドに得点したのもマーリーズ。マーリーズのフォワード陣も再三ゴールに襲いかかりますが、ライトウインガー、22歳のC.Ashtonが5:30に今シーズン初得点。実は、第1ピリオドでスラッシングのペナルティーからペナルティー・ショットのチャンスがあったのですが、これをミス。ようやく第2ピリオドでの得点となりました。彼も昨年リーフスでNHLデビューを果たし、今年もマーリーズとリーフスを行ったり来たりしています。

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ハミルトンの反撃は最終ピリオド開始直後の2:08に1得点のみ。ゴールを守りきったD.MacIntyreの活躍が光ります。この日は28ショットを打ち込みながら(ハミルトンは18)2得点に抑えられてしまったわけですが、ゴーリーのMacIntyreの活躍には目を見張るものがありました。先週金曜日のロチェスター戦では、控えのゴーリー、ルーキーのGarret Sparksが4失点。マーリーズもわずか1得点でしたが、この日も2得点を最少失点差で守りきりました。

開幕5戦で4勝と好調のマーリーズ。リーフスからも頻繁に選手が呼ばれるというアフィリエイト・チームとしての宿命を抱えながらではありますが、David Brollがこの試合からマーリーズに再び参加。NHLの経験を積んだ選手が戻ってくるのもチームには好影響ですね。


試合の様子をリーフスTVでどうぞ。

次戦は明後日23日(水)午後7時、本拠地リコー・コロシアムでRockford IceHogs(Chicago Blackhawks)戦です。

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