トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年9月13日金曜日

手荷物のみでの6泊7日カナダ旅にチャレンジ



年々身軽にと思う傾向が強く、これが旅行となると「持ち物を小さくまとめたい」という気持ちへつながります。

今回の目的地はユーコン。カナダ国内ですが、何度も飛行機を乗り換えます。空港のターンテーブルで荷物を待つ時間をなくすためには、預け入れ荷物ゼロ、手荷物だけにすれば良いと思い立ちました。以下その顛末です。



【アプリでチェックイン】
まずはいつもの「24時間前のWebチェックイン」から。
エアカナダのアプリをiPhoneインストールしてあるので、フライトの24時間前を切ったらアプリを立ち上げます。「Check-in」のボタンを押すと、氏名と予約コードあるいはエアロプラン・ナンバーを選べるメニュー、出発地を聞いてきますので、必要な情報を入れて手続き開始。
アプリ内では預け入れ荷物の個数指定、座席のアップグレード、座席変更、電子チケット(パスブック)の発行と、従来は空港のカウンターでしかできなかったことが手元でできてしまいます。特に座席変更は、リアルタイムで空き状況が見られるという特典も。今回は行きも帰りも前の方の通路側に空席があったので座席を移動。こういうことが事前に自分でできるようになるのは、嬉しいことです。
なおこの手続きは24時間前にならないとできませんので注意が必要です。
(エアカナダの解説サイト:http://www.aircanada.com/en/travelinfo/traveller/mobile/mci.html



チェックインを済ませたら、チケットを「パスブック」にしてiPhoneに保存しておきます。(iPhoneでない場合は、メールでチケット画像が送られてくるのでそれを保存しておけばオッケー)カナダ在住者の場合はセキュリティー・ゲートや搭乗口ではカナダ政府発行の運転免許証が本人確認用に使えるので、国内旅行の場合はパスポートを携帯する必要もありません。
ただ、iPhoneは電子機器で万が一不具合が起きるとチケットを提示できなくなることもあるわけですから、「念のため」購入時に送られて来たチケットの予約情報のプリントアウトはバッグの中に入れておきます。

【空港で】
今回の旅で訪れたのは、トロント〜バンクーバー〜ホワイトホース〜ドーソン・シティーの4都市。トロント〜バンクーバー間は大型ジェット。バンクーバー〜ホワイトホースは小型ジェット。ドーソン・シティー〜ホワイトホースでは小型プロペラ機。トロントから徐々に空港の規模と機体が小さくなります。



旅の出発点となったトロントと、経由地として訪れたバンクーバーは国際空港。一方ホワイトホースとドーソン・シティー空港は、いわば地方都市空港。飛行機が到着すると、昔ながらの「タラップ」という梯子車が横付けになり、空港施設までは外をトコトコ歩いて向います(写真はホワイトホース空港)。



ホワイトホース空港内(写真上)はこぢんまりとはしていますが、レストランやレンタカーのオフィス、観光案内所やお土産物屋さんなどがあり中都市の空港としての面目を保っていました。



一方ドーソン・シティー空港は、ちっちゃな建物がぽつんと立っていて、滑走路も1本とローカル色満点。空港係員も見たところ3〜4人しかいなくて、全体的に小鳥のさえずりが聞こえてきそうなくらいゆる〜い雰囲気が印象的でした。



プロペラ機が滑走路に到着すると、木の扉を押してワラワラと皆飛行機に向う、という昔ながらのスタイル。座席指定ではなく「早いもの順」ですが、タラップも機内も狭いので慌てずゆっくり乗り込みます。



出発時間になると、搭乗口でアナウンスが始まります(写真上は早朝のホワイトホース空港搭乗待合室)。流れとしては、
1)ビジネス
2)小さな子供連れの家族
3)エコノミーの乗客
の順で呼ばれますが、エコノミーの場合「Higher than 25(座席番号の数字が25番より上)」などと、機体の前方と後方を分けて後ろの方から機内に入るように促すアナウンスが入ります。事前に自分の座席番号が何番かを覚えておくと良いでしょう。

【スーツケース選び】
今回のユーコンは6泊7日。現地の様子をお天気チャンネルで確認するとこの時期(8月末〜9月初旬)の気温、日中は15度、夜でも5度前後とさほど寒くないようだったので、スーツケースは機内持ち込みできるサイズで充分と判断。たまたま自分用のものを日本において来てしまったので、妻のを拝借することにしました。



カメラ機材の収納は最初、普段使っているペリカンのカメラケース1510(写真上の左)を持ち込むことを考えていました。1510は機内に持ち込めるギリギリのサイズ。頑丈なハードケースには、一眼レフ2台、レンズ3本が収納でき、ウレタン素材で内部もしっかりとガードされますので、機材の安全性から言うとダントツ。ですが、今回は大きなレンズを使うチャンスもなさそうですし、一眼レフを2台というのも取り回しに苦労しそうだったので、断念。ペリカンにしてしまうと、衣類は別に預け入れにしないとならない点もひっかかりました。



カメラはD3SとRICOH GXRに決め、レンズ類も必要最小限にとどめることとしました。



代わりに使ったのは、1510とほぼ同サイズの無印良品ハードキャリー(写真上の右)で、33Lという最小サイズのもの。49cmX35cmX22cmですから、エアカナダの機内持ち込みサイズに余裕で入ります。
現地での移動手段は、コーチタイプのマイクロバスと飛行機。マイクロバスは鍵のかかる専用の荷物室がありますので、スーツケースの大小は問題にはなりませんが、ドーソン・シティーからホワイトホース間の「エア・ノース」の機体は小型プロペラ機ではないかと予想。この時だけはスーツケースに入れていたレンズを抜き、預け荷物になる可能性が高いと考えました。手荷物のみの旅は、想像力が必要です。


実際ホワイトホース便に乗ってみると座席の下の収納スペースは小さなバッグがようやく入るくらいしかなかったので、ペリカン1510を持って行っていたらアウトでした。
最終日のバンクーバーからの帰りの機体が直前で変更になったのも予想外。私が座る中央の列の上のスペースが小さくキャリーケースの高さがひっかかってドアが閉まらず、窓際の荷物入れに変更しなければなりませんでした。手荷物の規定に収まるサイズのケースでしたが、機体によっては入らないということがあるのですね。

【パッキング】
手荷物だけの旅は、整理整頓が命。スーツケースの片側を衣類、もう一方をカメラ用品とします。問題はかさばる衣服の処理。これは「トラベル用衣類圧縮バッグ」を使って省スペース化をはかります。



写真上はカメラ用品がほぼ入り、衣服を右側のスペースに入れている途中経過。今年の春に一時帰国したおりヨドバシカメラで見つけた圧縮バッグ。中サイズを2枚購入して以来、旅の必須アイテムとなりました。ビニール製で中に衣服を入れ、チャックを閉めて上に座ると空気が抜けて圧縮されるという単純な仕組み。

それでも、ジーンズ1本、フリース1枚、ポロシャツ4枚、下着類5セット(ヒートテック)がキャリーケースの片側に収まってしまいます。後は手袋、耳当て、雨用のコンパクトにたためるウインドブレーカー(コールマン製)を入れ、衣類は終了。薄手のコートは手に持つことにしました。



カメラ関係ではオーロラ撮影が予定にあったので、三脚を2本(カメラが2台だったので)。一つはヘッド部分を抜いて2本斜めに入れることで解決。ニコンのレンズ2本(70-200mm/24-70mm)と充電器、延長コード、シャッターレリーズ、予備のバッテリーなど小物類を隙間なく入れて終了。こうなってくると、もうパズルです。



機内にはもう一つ手荷物が持ち込めるので、クランプラーのカメラバッグにニコンD3S、16ミリフィッシュアイ、サブのコンデジRICOH GXR用のレンズを数本とMacbook Air 11インチ、iPadなどを入れておきます。けっこうパンパンですが、ひとつにまとまるのでオッケーとします。
クランプラーは現地移動の時のカメラバッグとして大活躍しました。レンズとカメラが重量級なので痛めている左肩が心配でしたが、カメラはできるだけ手に持つようにしてなんとか無事に日程を終えることができました。

【今回の旅で気になったこと】
普段はトロントという都市が撮影の舞台。コンクリートやアスファルトの上で立ったり座ったりしゃがんだり跪いたりと長時間に渡って様々な姿勢を取るため、足の痛みはほぼ職業病。今年はじめにアシックス「歩人館」で足の形を診断してもらって購入したアシックスがことのほか調子良く、今回もそのまま履いて行きました。
基本的には満足でしたが、湿地帯を歩いたり、気温が0度近い場所で長時間オーロラを待っていた時には靴が濡れたり足元から冷気が上がってきて、防寒ブーツとまでは行かないまでも、もう少ししっかりしたものを考えても良かったかと思いました。この辺は荷物の空きスペースも含めて、再考が必要です。



さてこのスタイルの唯一の問題は、 液体系を持って帰れないこと。現地では地元ユーコンビールをタップリ味わい、お土産は一人旅の時のお決まり「キーチェーン」をゲット。荷物がコンパクトな旅は、お土産も小さめで・・・・