トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
自己紹介はこちら

2013年6月27日木曜日

ジャスパーのマイクロブリュワリーは氷河の清流でビールを造る

R9246250
国立公園という環境保護地区内にあるジャスパーは、当然のことながら開発が厳しく制限されています。そのため、VIA駅周辺の商業地区はとても小さい。レストラン、コンビニ、ツアー会社のオフィス、お土産品店が徒歩5分くらいので行き着いてしまう通りに並ぶ程度。トロントのような都市部に住んでいると「ちょっと物足りないかな?」という第一印象でした。

Jasper Brewing Company
それでもVIA駅前の目抜き通りをぐるっと一周すること約10分。どこかに気軽に入れるレストランはないかと歩き回っていると、一軒だけ気になるパブが。お店の名前は「Jasper Brewing Co.」。調べてみると、2005年に初めてできた「カナダの国立公園内のビール醸造所」とのこと。これは後から知ったことですが、この日は大変のどが渇いていて席につくやいなやウエイトレスさんに「ダークなビールを」と注文したら出てきたのが「スタウト」。これが実に美味しかった。

このビールの正式名称は「6060 Stout」。「6060」というのは、Canadian National Railway(CNR)の蒸気機関車6060号から名付けられたもの。1944年に製造された「6060」は、「Spirit of Alberta」または「Bullet Nose Bettys」と呼ばれる、Montreal Locomotive Works製(1975年にボンバルディエ社に買収された)。引退後は「Rocky Mountain Rail Society(http://www.6060.org)」によってレストアされ、現在もスペシャルイベントにその美しい姿を見せています。いやー、いつか乗ってみたい・・・



思い返せばこのスタウト・ビールは蒸気機関車のあの漆黒のボディーを思わせるような色で、注がれた後のグラスに見える泡はまるで蒸気機関車から吐き出される煙のよう。ロッキー山脈の清流で造られたビールといい、なんとまあ男ごころをくすぐるようなネーミングに恐れ入りました。ちょうどお腹もすいていたので、おつまみに「Pulled Pork Poutine - Traditional with braised Alberta Pork」を注文。塩気がビールにあってとっても美味しかった。ラフティングが終わってダウンタウンに戻った所でしたので、のどを潤すのに乗じて2杯も飲んでしまった・・・・
そして宿に帰って翌日のスケジュールを確認したら、ディナーの場所でした。

Jasper Brewing Company
Jasper Brewing Company
翌日に再び訪れ落ち着いて店内を見回すとダイニングエリアは広々、特に半円形のカウンターが居心地が良さそうでした。店内は古いボトルや写真が飾ってあって、これもまたいい感じ。

Jasper Brewing Company
Jasper Brewing Company
Jasper Brewing Company
この日はメディア対応があり、オーナーのDave Mozel氏がビール工場を案内してくれました。何とその場所は、昨日入ったレストランの地下! ロッキー山脈から流れてくる清流を使い、彼みずからが手塩にかけて少量生産で造るビールの味は保証付きです。

Jasper Brewing Company
ビール造りが本当に好きで、この仕事が楽しくてしょうがないというDave氏。上の写真は世界各地から集めたビールのもと「ホップ」を見せてくれているところ。「こんなに至近距離から写真を撮られたのは初めて」と、はにかみながら結構楽しそうでした。

Jasper Brewing Company
この日は、アルバータ牛を使った「ビーフカルパッチョ」も出てきましたが、これが絶品。ビールのおつまみに最適!
ジャスパーに来たら、ぜひ訪れてみたいパブはVIA鉄道駅から道を隔てた正面にあります。

http://www.jasperbrewingco.ca/