トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年6月28日金曜日

熊もにっこり? 野生動物の宝庫ジャスパー

Jasper / Bighorn Sheep
ロッキー山脈の景色が美しいジャスパーですが、もう一つのここの見どころは野生動植物。コロンビア大氷原の観光のあと立ち寄った「サンワプタ・フォールズ(Sunwapta Falls)」は、ジャスパーからコロンビア大氷原へ向う途中にあり、アイスフィールド・ハイウエイからもアクセスがしやすいので人気スポットとなっています。

Jasper / Sunwapta Falls
Jasper / Sunwapta Falls
Jasper / Tangle Creek
「サンワプタ」はかつてここに住んでいた「激流」を意味する先住民の言葉。実際に目の前で見るとたった19メートル弱の滝ですがなかなかの迫力。アサバスカ氷河からの雪解け水がアサバスカ川となりここへ流れ込むのですが、水量の増える初夏の時期が見どころ。木製の橋から見下ろす激流が岩を深くえぐる景観は、何千年にも及ぶ年月をかけて自然が作り出した絶景です(写真上2枚)。少し先にある「Tangle Creek」とあわせ、この周辺に広がる深い森は野生動物の宝庫として知られているのですね。

Jasper / Sunwapta Falls Resort
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特にサンワプタ・フォールズ周辺は「Photographer's heaven」と呼ばれているのだそう。森の中にあるロッジ風の宿泊施設「Sunwapta Falls Resort(http://sunwapta.com)」には毎年多くの写真家が集まることで有名で、中に入るとジャスパーの美しい景色を撮影した写真がずらりと並んでいます。確かに「Bighorn Sheep」や「Black Bear」を見たのはこのあたりでした。

Jasper / Bighorn Sheep
「Bighorn Sheep」は日本名では「オオツノヒツジ」。体長は150センチほどで、カナダに住む種類は「カリフォルニアビッグホーン」と呼ばれるものなのだそうです。ツアーバスから見た「オオツノヒツジ」は急斜面の山肌にへばりつくようにして、岩の間にある何かを一所懸命に食べていました。彼らはこうやって、いつも移動しながら暮らしているのだそうです。

Jasper / Bighorn Sheep
クローズアップしてみると、お尻だけがちょっと白くなっていて可愛らしく、美しい角は縞模様が入っていて大迫力。ほんの10分ほどで我々の目の前から立ち去って行きました。ジャスパーでは約3000頭が確認されているのだそうです。

Jasper / Bear
「Black Bear」もよく見られる動物として有名です。人間を怖がらないためえさを漁るためにキャンプ場などに姿を現すことが多く、愛くるしい姿ではありますが注意が必要です。動物を見かけたら、車に乗っている場合は「降りずに見守る」というのがルール。もしハイキング中に見かけた場合は必ず「100メートル以上離れて見守る」のがルール。不必要に近づいたり、決して餌をあげてはいけません。

Jasper / Bear
先ほどの「オオツノヒツジ」同様バスの中から見ましたが、良く見るとこの小熊、笑ってる?? 

Jasper / Downtown
最後は「Wapiti(Elk)」。ジャスパーで最も多く見られる動物で、私が見たのはジャスパー駅からちょっと離れた街中でした。可愛らしい姿が印象的ですが、初夏の時期は出産を控えている場合が多く、近寄るのは危険で遠くから見守るのが原則です。ジャスパーでは1300頭が確認されていて、保護されているために頭数は増え続けているのだそうです。

ジャスパーに生息する野生動物の詳細は、カナダの国立公園を管理する「パークス・カナダ(Parks Canada)」のウエブサイトも参照して下さい:
http://www.pc.gc.ca/eng/pn-np/ab/jasper/natcul/animaux-animals.aspx