トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年5月27日月曜日

VIA鉄道「カナディアン号」の乗り方(1)チケットの読み方〜バース寝台

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
HOW TO READ YOUR TICKET and ON-BOARD TO VIA TRAIN
バンクーバーでの4日間の日程を終え、VIA鉄道に到着したのが午後7時。いよいよVIA鉄道での列車の旅の始まりです。午後8時半発の「カナディアン号」に乗り、ジャスパーに到着するのが翌日の午後4時半と約18時間を車内で過ごします。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
預け入れの荷物がある場合は、専用窓口でチケットを見せて置いて行きます。従って、列車内で過ごす際に必要なものはあらかじめ別なバッグに入れておくことが必要になります。私は手荷物だけなので、そのまま列車に向かいました。手荷物として車内に持って行けるのは2個。サイズは飛行機の手荷物のサイズと同じと考えておいた方が良いでしょう。車内に荷物が置けるスペースは限られているので、手提げやリュック程度にしておいたほうが無難です。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
まずは列車に乗るためのチケットを入手します。今回はカナダ観光局のブロガー・ツアーに参加でしたので、VIA鉄道のシニアマネージャー、ライアン氏からチケットを受け取ります。公平を期するために「くじ引き風に行きましょうか?」。チケットの種類は様々。バンクーバーからジャスパー、ジャスパーからウイニペグ、ウイニペグからトロントの3回乗車しますが、その3つとも違うお部屋になるようです。



私が手にしたのは、上のチケット。バンクーバーからジャスパー、ウイニペグを経由してトロントに向いますので、チケットは3連になっています。どんなことが書いてあるのか、座席はどこなのかということを読み解くことからVIA鉄道の旅は始まりました。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS

まずはジャスパーまでのチケットはこんな風になっていました。

VIA 002 sleeper plus / 222 03L / Lower berth
VANCOUVER BC 21 MAY 2030
JASPER AB 22 MAY 1600


チケットの右上にある一行目は私の座席情報。「VIA 002」は列車番号で、隣の「sleeper plus」は座席のクラスです。
「222 03L」ですが、最初の「222」は車両番号。次の「03L」が席の番号です。
二行目は、バンクーバーを5月21日午後8時半発。BCというのは、バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州のこと。三行目は、ジャスパーに到着するのが翌日の5月22日午後4時。ABというのはアルバータ州のことです。

その下に「Lower berth」とあります。これは寝台車の上下を示しています。

まずはチケットに書いてある222号車に向いますが、列車は大変長いので、念のため改札からどっちに向かって歩いたらいいのか係の人に聞くと良いと思います。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
車両はエコノミーとSleeperクラスに分かれていますが、バンクーバーでは車列が2つのプラットフォームに分けられていて、片方がエコノミーの車列、もう片方がSleeperクラスの車列で、全員が乗り込むと2つの車列を繋ぎ合わせて出発する、という離れ業を行っていました。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
ホームには車掌さんが所々にいますので、車両番号を聞くと教えてくれます。車両番号は入り口の左側にあります。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
こんなステップを上がって、車両に入ります。



「Sleeper Class」で最初に見るのがこの光景。左側が個室寝台車で、右側は通路になっています。

特にホームで日本のように出発のベルが鳴るようなことはなかったようで、乗り込んでしばらくすると車内のアナウンスはなくゆっくりと動き出しました。

列車の構成をざっくりと言うと、先頭の機関車に続いて荷物車、エコノミークラス、展望車、食堂車があり、Sleeperクラスの車両、展望車、Sleeperクラスの車両そして最後にパークカー(ラウンジのある車両)というようになっています。

Sleeperクラスは「Cabin for one(1人用個室寝台)」、 「Cabin for two(2人用個室寝台)」、「Upper and lower berths(上下寝台)」、「Suite(スイートルーム)」に分かれていますが、私の「03L」は「berths(バース)」という上下寝台で、「L」は下の座席を表します。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
これが「berths(バース)」と呼ばれる座席の昼間の状態。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
座席の上にはこんなカバーが。これを手前に引くと、上の寝台が出来上がります。夜になると係員がやってくれます。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
夕食を食堂車で取っているうちに、こんな風にしてくれます。係員が先ほどの天上から寝台をおろし、厚手のカーテンをかけて寝室を作り寝台車へと早変わりというわけです。日中はカーテンはありませんので、個室というわけではなく普通の座席になります。



カーテンは厚手の遮光カーテン。左に見えるのは上の寝台に上るための梯子です。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS
ホテルのベッドのように、大変寝心地は良いです。

VIA RAIL / SLEEPER PLUS

寝台に変わると、手荷物の中で小型のスーツケースはベッドの下に、小さなカバンなど小物類は寝台の足下に小さな棚があり、そこに乗っけておくことができます。枕元には読書灯があり、その下には眼鏡等ちょっとしたものを入れておくポケットがあり便利です。窓には遮光カーテンを引いておくと、朝日で起こされることはありません。またカーテンで廊下からは完全に遮断されますので、日中と違ってプライベートな空間となります。私は「L(Lower-下の寝台)」だったので窓があり夜でも結構開放感がありましたが、上の寝台には窓がないのでちょっと圧迫感があるかもしれませんね。
ベッドは堅めで、バンクーバーを出発してジャスパーまでは曲がりくねった山道だったためか、速度がゆっくりで揺れはほとんど気になりませんでした。

R9246604
最後に、列車内はどこを見ても同じようなつくりなので、自分の車両番号と部屋番号は必ず覚えておかないと、自分の部屋に戻るのに苦労することになります。上の写真で言うと、「214」が車両の番号です。下の「8303 Amherst」というのは、この車両の製造された時につけられた番号と名称ですのでお間違いなく。念のためチケットの控え(ここにすべてが書いてある)は常に携帯していると良いでしょう。

VIAStart from Makoto on Vimeo.



VIA鉄道の詳細は、
英語:http://www.viarail.ca/
日本語:http://wcs.ne.jp/via/