トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年5月12日日曜日

がんばれトロント・マーリーズ!

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先週金曜日、成田発のAC2便がトロントに着いたのが午後5時。空港からダウンタウンに戻るのに手間取りプレーオフ第二ラウンド初戦の試合開始時間には間に合わず、ツイッターで試合の成り行きを見守っていました。残念ながらその試合は7−0という大量リードをゆるし、まさかの敗戦。珍しい惨敗にどうなることかと先行きを心配しつつ翌日の土曜日、いつものリコー・コロシアムへカメラを積んででかけてきました。


メジャーのメープルリーフスが現在スタンレーカップを戦っているためか、マーリーズの観客数はここのところ下がり気味。さすがに8000名収容できるコロシアムに半分程度の入りを見てしまうと、主力選手を全部リーフスに送ってしまったこともありやむを得ない状況とはわかっていても、少々寂しい感じがします。しかしそれもマイナー・チームの宿命ですし、どのチームも状況はほぼ一緒です。

対戦相手のグリフィンズは、レギュラー・シーズンでは4戦中2勝2敗と五分。負けはすべてSOLですから、同点+延長戦でも決着がつかずに最後にシュートで決着がつけられたパターン。試合展開が接戦に持ち込まれると苦手な相手、ということになります。

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試合ですが、先制点はグリフィンズで第2ピリオド8分36秒に決められてしまいます。前夜のこともあり嫌なムードが漂いますが、2分後にマーリーズはR.Laschが得点して追いつき、同点!

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その5分後、味方の選手が一人足りない相手のパワープレー中に何とG.Scottが得点をして2-1と突き放し、コロシアムの空気が一気に明るくなります。と、その直後、マーリーズが相手選手のペナルティーで得点チャンスのパワープレー中に、何と逆にグリフィンズに得点を許してしまうという失態。これで2-2と同点に追いつかれてしまいます。

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接戦に強い対戦相手を前に、完全に相手チームのペースに巻き込まれて迎えた最終ピリオド。何とか勝ちたいマーリーズは、開始2分36秒にW.Actonが執念のゴール! これで3-2とリード。ゴール後のガッツポーズが印象的でした。

グリフィンズの再三の猛攻をかわした終了間際の18分41秒、相手ゴーリーが下がって全員攻撃の隙をつき、G.Scottがこの日2得点目となるだめ押しの4点目。点数だけを見ると4-2ですが、実際の試合は相手の勝ちパターンである接戦。相手チームの強みを逆手に取ってマーリーズが見事勝利をしたこの試合は、大きな意味を持つと信じたいものです。

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観客数は3,891名とシーズン中でもなかなか見られない低調ぶりでしたが、熱のこもった応援は真のホッケーファンのもの。マーリーズの選手たちも彼らの声援を受け、次々とメジャーに上がって行く選手を追いかけるように最後まで気の抜けないプレーオフを戦う姿は、すでに来シーズンを見据えているようです。

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この日の最高殊勲選手は、32本のシュート中30セーブを上げたゴーリーのD.MacIntyre。確かに彼は良くしのぎました。

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しかし個人的には、3番目に選ばれたG.Scottが第2ピリオドであげた得点シーンにプロの技を見た思いがします。
これは後で上の写真を見て分かった事ですが、するするとパックを持ってゴーリーに迫った彼。この写真を見ると完全に相手ゴーリーにブロックされていますね。でも良ーく見ると、パックを瞬間的にすくい上げているのがわかります。4枚上の写真が、その次の瞬間です。この後彼はパックを、がら空きのゴーリーの左肩に向けて打ち込んだのですね。ゴーリーが彼の動きに全く反応できていなかったのは、それだけ予想外に速かったということなのでしょう。

今回の試合は撮影していた場所がドンピシャだったこともありラッキーで、撮っていて本当に楽しかった。アイスホッケーは試合展開が早くパックも高速で移動するので印象的なシーンを切り取るのに毎回苦労するわけですが、今シーズン24戦目の撮影で今回が一番楽しかったかも。

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プレーオフ第二ラウンドを1-1のタイとしたマーリーズ。この後3戦を敵地で戦い、5月21日(火)には再びリコー・コロシアムに戻ってきます。この勢いでもし3連勝すれば、いよいよ準決勝となるカンファレンス・ファイナルに進みます。