トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年3月8日金曜日

「Fujii Percussion and Voices」のこと

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ブログを書いているとさまざまな職種の人との出会いがあるのですが、今回撮影の機会が与えられたのは音楽家の藤井さん。彼女は以前から私のブログを見ていてくれていて、そんなことからたまにメールのやり取りをしていました。いつから始まったのかメールの履歴を見たら最初は昨年の1月で、以前にも公演のメールをもらっていたのですがなかなかタイミングが合わずにいたものが、今回ちょうど日程が合ったので公演直前のドレス・リハーサルの撮影にお伺いしました。

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後から調べてみて分かった事ですが、今回のトロント公演は「Fujii Percussion and Voices」という名前で、「Soundstreams」というシリーズの「Spotlight Japan」の一環で行われたもので、モントリオール、オタワと演奏されて3月5日にトロントで最終公演という大きな演奏旅行の最終日だったのですね。
http://www.soundstreams.ca

できるだけ先入観を持たないようにしてその人だけを見るようにするのが私流の撮影への入り方で、「それも程々に」と毎回思うのですが今回はほとんど何も事前に調べずに撮影に向っちゃいました。特にブログなどを通して事前に私の写真を気に入っていただいてのお話でしたから、私がベストを尽くしてどれだけこの空間の中で楽しめるかが鍵かと思っていました。
これはペギーさんの時も同様なのですが、お目にかかった印象とかどういう方なのかということが経歴や肩書きなどよりも撮影には大切に思えて、まずは何が見えるのかということが一番大事だと思っているのです(この撮影の後に調べたら、すごい方だということを発見してびっくりしました)。

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もう一つ、私自身今は演奏しないのですが子供の頃からピアノは身近にありましたし、高校・大学時代はそれだけしかしていなかったというくらいに演奏に没頭していて、特に当時はあらゆる音楽を聴いていたことから自分の中での音に対する先入観はどうしても拭いきれないものがあります。現場で波長が合うかどうかに一抹の不安がなかったと言えば嘘になるわけです。それもコンサートホールに入った瞬間にその美しさと空気に癒されたのと、響いていた音にも感銘を受けたので、私自身としては集中できてとても楽しい撮影になりました。
そんなわけで現場で状況を理解するために撮影時間が長引くことが多いのですが、そういうわがままも聞いていただいて自由に撮らせていただいたことは感謝でした。結局全部で600枚ほど撮影して、お見せできたのは70枚ほど。現在そこから厳選してもらっているところです。

撮影はもちろん趣味で撮っているわけではなく宣材として使われることが前提になりますので、被写体の皆さんのイメージがきちんと伝わるものでなければならないのは言うまでもないこと。独りよがりの写真にならないように、というのは常に気をつけるところでもあります。年齢はそれなりなのですが、カメラの腕はまだまだ修行中の身。こういう機会を与えてもらえるのは何より私にとって大きな財産となるので、感謝でした。

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それにしても生活の中に音楽があるっていうのはいいですよね。写真では音までは伝えられないのが残念ですが、次回はちゃんとチケットを買って聞きに行きたいなと思いました。また日本国外で頑張っている方に出会うと、力づけられるという意味でも嬉しい時間でした。フリーランスのカメラマンなんて、タイトルは格好よさそうですが個人でやっているので実際は吹けば飛ぶような存在なのです。。。
http://www.harukafujii.com