トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年2月26日火曜日

AHLアイスホッケーは徐々にシーズンの山場へ

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先週末、ロンドンから帰ってすぐトロント・マーリーズのデーゲームが2試合で行われたので、本拠地のリコーに撮影に行ってきました。シーズン・クレデンシャルという年間の撮影許可証を持っているのですが、今シーズンは早くも17試合目の本拠地での撮影になります。
現在マーリーズの成績は、所属する北ディビジョン(全部でディビジョンと呼ばれる地区は6つあって、それぞれ5チームが所属)で60ポイントを獲得して1位。続くバンクーバーのアボッツフォードが同じく60ポイント、レイク・エリーが59ポイントと猛追撃ですから、まったく予断を許さないデッドヒートが繰り広げてられています。
5チームずつが所属するディビジョンより一つ上のカンファレンスではマーリーズは西地区に所属していて、全15チームの総合順位では、現在3位。プレーオフ進出は各カンファレンスの1位の合計3チームのみが進出できるのですが、マーリーズの60ポイントは進出可能チームの中では最下位の成績。メジャーのリーフスに主力選手を取られてしまっていますから仕方ないとは言え、苦戦の中でなんとか生き残っている、というところでしょうか。

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特にリーフスにけが人が多く出ると即座に控えとして呼ばれてしまうチーム事情を反映して、先日もキャプテンのハミルトンがリーフスへ。マーリーズはキャプテン不在のままの戦いを強いられてしまいました。しかし彼は数試合で戻って来てくれたので、マーリーズとしては万々歳。この辺りがマイナー・チームの難しいところですね。選手の方はできるだけリーフスに長くとどまりたいのが心情。何と言ってもそれが目標ですから。。

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ただ、こういった条件はどこも一緒。昨シーズンのマーリーズはけが人を出しながらもNHLのスタンレー・カップに相当する「カルダー・カップ」最終戦まで勝ち残ったわけですから、指揮を取る今年4年目のヘッド・コーチ、ダラス・アーキンスの今シーズンにも、いよいよ期待したいものです。
「リンクに上がったらすべては選手次第。そこそこのプレーをする選手、良いプレーをする選手が山のようにいる中で私が探しているのは、常にエクセレントなプレーをする選手だ」
カメラマンの私の耳にも痛い話ですが、、、、

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撮影していると実感するのですが、得点のチャンスというのは突然に訪れるもので、決まる時はあっという間に決まってしまいます。その瞬間に「エクセレント」な判断とプレーをものにできる者だけが、リンクの上に立ち続ける事ができる世界。そこにプロフェッショナルなアイスホッケーの魅力があるのですね。上の写真はまさにその瞬間のプレー。アシュトンがするするとゴーリーに近づいて行ったと思ったら、あっという間に得点をゲット。私の撮影位置から彼の表情は撮れなかったのですが、パックの位置はバッチリわかりました。

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この後彼は倒れ込みながらパックの行く末を見届けます。良ーく見ると足下のプロテクターの下にパックが潜り込んでいるのがかすかにわかりますね。

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パックがゴーリーをすり抜けたことを目で確認し、倒れ込みながらガッツポーズ! 右側では審判がゴールを宣言しています。右手前の影は、私の目の前にいた観客が手を挙げて喜んでいるのが写ったもの。

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そしてチームメートに祝福を受ける、という流れです。

こういうシーンはパックを見てからシャッターを切ると全然遅いので、ただただプレーの流れへの読みと反射神経のみ。こういう写真はカメラマン冥利に尽きます。このすぐ下の写真の場合も同様に、撮影時は一瞬のこと。ほとんど何も見えていませんでしたが、倒れ込みながらパックを追うゴーリーとシュートを決めようとするスティックが交錯していて、結局パックはゴーリーのミットにおさまってしまうという奇跡的なセーブの瞬間をとらえることができました。

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本拠地リコーでの試合は残すところ13試合。今年もプレーオフ進出を狙って、最後までこうした激しい戦いが繰り広げられます。

http://www.marlies.ca