トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2013年1月25日金曜日

トロント・マーリーズのまとめ

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試合開始!

カナダの冬のスポーツと言えばアイスホッケー。トロントに15年以上住んでいる私ですが、実はようやくここ数年で観戦に足が向くようになりました。。。
地元トロントには北米プロ・リーグで有名なNHLに所属するメープルリーフスがあるのですが、観戦しようとネットで探して良さそうな席が一つあっても、いざとなると「何だか高い・・・」。エアカナダセンターでのアイスホッケー観戦は高嶺の花、熱狂的なアイスホッケーファンではない私としては、二の足をふむ状況でありました。

そんな私がアイスホッケーの試合に足を運ぶようになったのは、AHL(American Hokey League)の地元チームにトロント・マーリーズ(Toronto Marlies)という「意外に強いチーム」が所属しているという情報を入手したこと。ホームグラウンドとなるアイスリンクはダウンタウンのユニオン駅から15分くらいのエキジビション・プレース内リコー・コロシアム。駐車場も広く、TTC(トロント市内交通)でも気軽に行ける距離。「灯台下暗し」とはこのことを言うのですね・・・・





気になるチケットですが、ウエブサイトから前売りチケットを買う場合(http://www.marlies.ca)、席を選ばなければ一番安いところで10ドル、「オンザ・グラス」という強化ガラスが目の前のリンクサイドにある特等席が45ドル(いずれも前売り、オンライン販売)で観戦できる上、特別な試合でなければ当日券でも入れるという入手のしやすさ。

気軽に見ることができるのは良いとしても、試合が「こんな感じなの?」だとガッカリですね。特に私のような素人は、詳しいことは分からないだけにリンクがしょぼかったり、雰囲気が閑散としていたりプレーが地味だったりすると、いくら10ドルという安いチケットでも「つまんない」ということにもなりかねません。

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その点、リコー・コロシアムはリンク設備が整っていてクリーン。施設上部中央の巨大モニターでは試合のハイライトが中継され、点数やペナルティーの様子がリアルタイムで分かるようになっており、専属アナウンサーが試合途中で観客を盛り上げるのは本家NHLと同じく「北米のプロスポーツ」を味わっている感が満載です。特に地元対決としてライバル関係にあるミシサウガ・ブルドッグスとのゲームはコロシアムを埋め尽くす満員の8,000人以上が集まることもある人気カードで、試合の雰囲気は抜群(リコーコロシアムのホッケースタイルでの座席数は8140)。

マーリーズが所属するAHLというリーグはNHLをいわばメジャーとするとAHLはマイナー・リーグという位置づけですが、立派なプロ。アフィリエイトと言ってメープル・リーフスの傘下にあるチームなので、好成績を上げればリーフスでプレーする可能性もあり、選手の実力は折り紙付きです。

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カナダでは沢山のチームがしっかりと組織化され、熱心な親は小さい頃から子供にトレーニングを受けさせるほど裾野の広いスポーツとして知られていますが、層の厚い選手たちの中から特に鍛え抜かれたごく一部が選抜されてプロでの最初のステップであるAHLでプレーをするわけですから、マイナー・リーグとはいえ「熱狂的なファンではない」私のような者には充分すぎるくらいの迫力あるプレーを見ることができるというわけです。
実際に今シーズンのリーフスには何名もの選手を送り込んでいて、「もしかしたら自分が見た選手が有名になるかもしれない」という期待感も含めてマーリーズのアイスホッケー観戦はお得感が大きいのです。

カナダのおもなホッケーリーグ
▶プロ・リーグ
メジャー NHL National Hockey League 1917
マイナー AHL American Hockey League 1936
▶ジュニア・リーグ:
統括団体 CHL Canadian Hockey League  
メジャー OHL Ontario Hockey League 1980
  QMJHL Quebec Major Junior Hockey League 1969
  WHL Western Hockey League 1966
マイナー Junior A/B/C/Dに分かれている
▶カレッジ・リーグ
76試合が組まれている今シーズンですが、現在ちょうど半分の38試合が終わったところでマーリーズは所属する西カンファレンスでトップに並ぶ好調をキープ中。特にホームのリコー・コロシアムでの試合は13勝3敗と圧倒的な強さを誇っています(アウェーでは10勝12敗)。数字の上でホームでは勝ち試合を見ることができる確率が非常に高いのですが、通っているとそれは実感として伝わってきます。
特に昨シーズンのプレーオフはあわや優勝か? と思わせるほどの快進撃を目の当たりにして、勝ち続けるホームチームを応援するファンの姿を見ていると「本当にカナダ人はアイスホッケーが好きなんだな」と思わせるほど、すっかりその魅力に引き込まれていきました。

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チケットが安く、交通の便の良いアイスリンクで素人の私にも充分すぎるくらい「本場アイスホッケー」の雰囲気が味わえるマーリーズの試合。年に一度見られるかどうかというNHLの試合に行くのも記念にはなりますが、気軽に行ける場所でこんなに良い雰囲気を味わえるなら、まずはここからスタートというのがグッドアイディアですよね。またグループで観戦すると、ロッカールームに入れちゃったりする特典もあります。

ここまで書いていて何ですが、私の場合を振り返ってみると、きっかけはリコー・コロシアムのスイート・ルームで行われたちょっとしたパーティーに誘われた2010年の2月のことでした。この時の観戦の様子をブログにしたのが下記の2つです。

カナダで冬のスポーツといえばアイスホッケー
夢を追いかける人たち
結局このシーズン(2009-10年)はこの試合のみ。次のシーズン(2010-11年)は11月にまたもやスイートルームからの観戦に誘われ、このシーズンも結局1試合。

RICOH GXRでアイスホッケーを撮る
Marlies戦(Nikon D700編)
昨シーズン(2011-12年)ですが、最初の試合は11月に観戦。この時はお呼ばれではなく、自分でリンク際の席を取って見に行きました。

リコー・コロシアムでAHLをホッケーを観戦
実はこのシーズンのマーリーズはプレーオフに出場するほど好調で、いろいろと「つて」をたどって撮影許可を試合ごとにもらい、レギュラーシーズンが終了しプレーオフが始まった4月から撮影を始めました。そのとっかかりに書いたブログがこれです。カメラマン席に入ろうなどと、今思えばずいぶん大胆なことをしたものだと・・・

今最も熱いAHLトロントマーリーズ
最初に撮影した時の試合をまとめたのが、このブログ。実は一番最後に載っている写真がマーリーズの方の目に留まり、少しずつ私の写真を彼らに提供するということが始まったきっかけとなりました。

トロントマーリーズは初戦を見事4-3で勝利!
昨晩も勝ったトロントマーリーズ
結局2カ月間快進撃を続けたマーリーズのホームゲームすべてに入り、プレーオフ決勝「カルダーカップ杯」最終戦まで追いかけました。残念ながら最後の対戦相手には「力尽きた」という感じで敗れてしまい、マーリーズ優勝の瞬間を目撃することはできなかったのですが、快進撃を続けたマーリーズの奮闘をファインダーから見ていてすっかりファンになってしまったというのが実際のところです。

AHLプレーオフ第二ステージ!
快進撃のAHLマーリーズ
トロントマーリーズまた勝った!
AHLアイスホッケー・プレーオフ決勝!
ホッケーシーズンが終わってしまった・・・
いよいよ今シーズン(2012-13年)ですが、幸運にも年間取材パスを首からかけて、マーリーズのカメラマンの一人としてオフィシャルのカメラマンとはちょっと違った視点で試合を撮るというアサイメントのもと、撮影を続けています。

プロアイスホッケーリーグAHLがいよいよ開幕!
AHLアイスホッケー/マーリーズ対アメリカンズ
フィッシュアイレンズでアイスホッケーを撮る
ロックアウトが解除され、いよいよ始まった今シーズンのNHL。トロント・メープルリーフスに上がったマーリーズの選手の活躍を見ると、とても嬉しくなってしまいます。よく顔を合わせるカメラマンとも話をするのですが、「お前、マーリーズのファンだろ」と言われて「まあ、そういう感じだけど・・・」と苦笑い。お互いに冷静に試合を見ながら撮影しなければならないわけですが、どうしてもマーリーズ寄りになってしまうのは仕方ないですね。

今シーズンのマーリーズの試合日程はこちらからどうぞ
今シーズンはまだまだなかば。まだアイスホッケーの試合を見たことがない方がおられたら、ぜひ一度試合に足をお運びください。

最近の試合の様子をスライドショーでご覧下さい。