トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2012年4月30日月曜日

トロントが200年前に「ヨーク」と呼ばれていた時代のこと

20110429_093529 昨日は午前中から昼にかけて「FORT YORK(ヨーク砦、と呼ぶことにします)」と呼ばれる、たぶん皆さんあまり知らないだろうなと思うような所での撮影。トロント観光局の取材だったんですが、私もこのヨーク砦に来たのはここ数年では2回目。あまり来ないと言えば来ない場所・・・お天気が良くて日差しが暖かだったので家からストリートカーを乗り継いで散歩しながら現地まで約40分、なかなか良い運動になりました。ここは19世紀のカナダの歴史と関係があって、そういう意味では観光の人気スポットではない分なかなか足が向かないでしょうけど、一度は行ってみるよいいですよ〜。

時代はさかのぼること今から約200年程前の1812年、アメリカがカナダに対して宣戦布告をしオンタリオ湖畔から当時「ヨーク(YORK)」と呼ばれていたトロントに攻め込んできたのが1813年4月27日。その時カナダ側は全くの劣勢に立たされ、結局この攻撃によってヨーク砦は占領/破壊されてしまったのでした。その後イギリス軍によって砦は奪還され1815年に終戦を迎えた後もここは防衛の拠点として使われてきた、ざっくり言うとこんな感じの場所です。


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というカナダにとってもトロントにとっても大事な歴史を思い起こす日として昨日の日曜日(4月29日)、「BATTLE OF YORK DAY」というイベントが朝10時から夕方4時まで行われたのでした。(写真は入り口付近)

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イベントはのんびり、あちこちでパラパラと(一応スケジュールはあったんですが、結構ノンビリ)行われていました。特にメディアで来ていた皆さんは私も含め「お前、何か撮ったか?」「いや、うーん」って話し合うような感じ。。

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上の写真は「Incorporated Militia of Upper Canada」(当時初めて組織されたカナダ軍ですね)による「Musket Drill」。古式ゆかしい方法でのデモンストレーションに、一堂見入ってしまう・・・

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これは「10th Royal Veteran Battalion」(これはカナダのために戦ったイギリス軍ですね)。

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この日はファミリー・イベントだったので家族連れが多く、子供たちが敷地内を走り回る姿が見られましたが、大砲によじ上ろうとしているこんな風景から、今は本当に平和なんだなということを思わされます。

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当時の帆船を組み立て中・・・

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なかなか本格的ですが、ここでも結構のんびりムードが支配中。出来上がりは4時間後ということで、当時攻めてこられたらやっぱり勝てないな、カナダと実感。。。

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こちらはR.C.S.C.C. Seacadett(Royal Canadian Sea Cadet Corps Ontario=海軍の精神を青少年に伝える慈善団体) の皆さんのデモンストレーション。

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移動式の大砲を撃つ練習風景を公開中。心の中では「撃って欲しい」と思ったけど、空砲でも撃ったらとんでもないことになりそうな雰囲気・・・

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昔ながらの方式で料理をするデモンストレーション中。すごく忙しそうで、それが不思議だったりして。本当のキッチンは下にあるっていうんで降りてみましたが、特に目新しいものなし。

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こっちは外で行われていた野外料理のデモンストレーション。ぶら下がっているのは牛肉、ポットの中のものは一つがパンでもう一つはイモって言ってました。やっぱりイギリスの影響大だな・・・4時まで待ったら旨いの喰わせてやるよってこのおじさんに言われたんだけど〜

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世界中でこんなものがもう使われないで欲しいと思う、そんな一日でした。