トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2012年1月22日日曜日

メープルシロップ収穫の季節が到来!

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ここのところようやく気温がグッと下がったトロント、遅ればせながらの冬の到着です。トロントが位置する東部カナダの冬の風物詩といえば「メープルシロップ」。ケベック州は世界最大の生産地として有名ですが、オタワやトロント近郊でもメープルシロップは生産され、おそらく今が最盛期ではないでしょうか? 我が家でメープルシロップと言えば、毎年一回だけ行われる St.Jacobs のメープルシロップ・フェスティバルで「Extra Light」を箱買いして冷凍庫に保存し、コーヒーのお砂糖代わりに使っています。

メープルシロップの歴史は古く、ヨーロッパから北米に移民が訪れるはるか前の先住民族(アボリジナル)の時代にさかのぼります。いつ始まったのか、というはっきりした年代は特定できないようですが、楓(カエデ)の木にV字型の傷をつけて薄い木べらのようなものを差し込み、バケツに樹液を流し込んで一晩置くか、熱した石をバケツに入れる方法で水分を蒸発させるという方法が最古の製法のようです。彼らは一年の最初の満月を「Sugar Moon」と呼び、「メープルダンス」を踊って収穫を祝う宗教的な行事を行っていたのだそうです。なかなか味のある話ですね。今ではメープルシロップ原液の収穫はビニールのパイプラインが使用され熱した石を入れる代わりガス釜になったりはしていますが、製法の過程は今も基本的には変わっていないのです。




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2月から3月にかけてはこうした古き良き伝統を思い起こして、各地にある「シュガーブッシュ」と呼ばれる場所で実際にメープルシロップが採れる森を散策し、「シュガーハウス(あるいはシュガーシャック)」という小屋で煮詰める製法を間近に見たり、雪の上にできたてメープルシロップをたらしてできる「できたてメープルキャンディー」を食べたり、「パンケーキハウス」ではこれでもかとたっぷりメープルシロップがかかった定番のパンケーキに舌鼓を打ったりと、様々な行事が行われます。

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これらの写真はすべて2008年にトロントから約1時間、ナイアガラの手前にある「セント・キャサリンズ」にある「White Meadows Farms」で撮影されたもの。この時はなぜか私がトロントの旅行業社さんをお連れするツアーの添乗員(?)になり、丸一日セントキャサリンズの街と周辺地域を大型バスで走り回っていました。もう4年も前のことになるのですね、懐かしい・・・このWhite Meadows Farms は、トロント近郊では設備がとても良く整っていて「ああ、メープルシロップはこうやってできるんだな」ということが良くわかる数少ない場所で、個人的にはおススメです。 http://www.whitemeadowsfarms.com/

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で、こちらは「Kortright Centre(http://www.kortright.org/)」。トロントから北にちょっと行くのですが、ここもおススメです。

Kortright Centre in Winter - 02
Kortright Centre in Winter - 01
寒い冬、なかなか外に出たいとは思わない毎日が続きますが、2月になってお天気が良い週末は、ぜひ!