トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2011年10月20日木曜日

HIGH PARKの秋


トロント市民の憩いの場「HIGH PARK(ハイパーク)」。昨晩のトロントは深夜から嵐だったとニュースでやっていますので、紅葉の葉はすでに散ってしまったかも知れませんね。写真は3日前に紅葉散歩をしながら園内を撮影した時のものです。カメラはRICOH GXRで、ユニットはA12/50mmを中心に、S10で撮影しています。普段は重たい一眼レフを担いでいますが、だんだん重いのがつらくなって来て、最近は好んでGXRにユニットを小さなドンケのバッグに詰め込んででかけます。

 
今年の紅葉は少し変わっていて、緑と紅葉がミックス。天候不順のためか、一斉に色が変わる紅葉とはいかなかったようです。この日も木の上の方はかなり葉が落ちてしまって、下の方だけ残っている、という木や緑とオレンジがミックスしている木もたくさんありましたが、散策道から少し入るとまだ奇麗な紅葉が楽しめました。ロケーションは中央のレストランがある駐車場の裏手の森です。当日は曇りがちで光が少なかったので、露出補正をプラスにかけて紅葉の葉が鮮やかになるように・・フラッシュという手もあるのですが、この日は露出補正で調整しながらの撮影です。

地面には散った葉が紅葉の絨毯となっていますね。これもこの時期の楽しみです。
もともとハイパークは、1836年にJohn George Howardによって羊牧場の敷地として当時の金額で1000ドルで購入され、その後1873年にトロント市に寄贈をされて市民公園となったという歴史を持っています。カナダがイギリスから独立したのが1867年ですから、カナダの国家誕生の前後にこの公園も産まれたということなのですね。

このHoward氏は英国生まれで、1832年に奥さんのJemimaと共にカナダに移住してきました。その後Cloborne卿のもと、カナダ初の建築家として19世紀トロントの数々の建物の建築に関わり、まだ全体像が把握されていなかったトロント、特にトロントアイランドやウォーターフロント地区を探索し、多くの功績を残して、1890年にハイパークの中に今もある「Colborne Lodge」で亡くなりました。ちなみにこの「Colborne Lodge」は彼が自分で建てたのだそうです。(これについては、また別に書きたいと思っています)


四季を通じて豊かな自然が楽しめるハイパークには、野鳥や小動物などが見られることでも有名。今は美しい紅葉の時期ですが、トロントに春がやってくる5月初旬には日本の桜(染井吉野)が咲き乱れ、トロントに春を告げる名所として広く知られています。この桜、第二次世界大戦後にキャンプに収容されていた日系カナダ人が解放後にトロントに到着し、多くのカナダ人の援助を得たことの感謝のしるしとして1959年に植樹されたものです。
公園の南側には「Grenadier Pond」という池があり、ここではかるがもの家族が羽を休める姿が良く見られるので、都会の喧噪を離れた自然の中の散策道とあわせて、ハイパークの人気の場所の一つとなっています。

道ばたに咲いたピンクの花をふと見ると、ミツバチが花粉を集めている場面に遭遇。早速A12/50mmマクロを取り出して、寄ってマクロ撮影。こういう時にこのGXRはレンズユニットがすぐに交換できるので便利です。最近はこればかりですね。。。目一杯絞りを開けて、マニュアルフォーカスで狙います。A12/50mmユニットは、マニュアルフォーカスが面白いです。じっくり狙って撮る時に最適のレンズユニットだと思います。

忙しそうにお仕事をしているミツバチはまったく気づきません。。。


これから冬に向かい始めるトロント、気温も下がりがちですが、晴れてお天気の良い日の散歩コースにハイパークを、是非!