トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2011年5月25日水曜日

「人形に 茶をはこばせて 門すゞみ」(小林一茶)

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うまれて初めて見る「からくり人形」。テレビや映画では見たことあったと思うんですが、間近で見る機会ははじめて。素晴らしかったですねぇ。。オタワで行われている展示会の流れで、トロントでも一日だけお披露目の機会がありました(イベント会場についてはこちらから)。
機械的なものについては精巧であるのは言うまでもないのですが、着物、人形の表情などどれを取ってみても素晴らしいの一言。何が素晴らしいか、というと、それはやはり、こういうものにおそらく膨大な時間と労力を使って遊んでいた江戸時代の人々の「粋」に感心するんですね。「遊び」に最高の技術とアイディアをつぎこむという・・・・
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からくり人形の歴史は2000年近いのだそうで、本来は大変シンプルなものが、江戸時代になって今の日本橋人形町でゼンマイ式自動人形として花開いたそうで。
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その技術革新は「ゼンマイ式時計」のテクノロジーが導入されたことであって、これは西洋の「オートマタ(西洋からくり人形)」からの流れなのですね。15世紀のヨーロッパで発明された「ゼンマイばね」は、はるか日本にもやってきてすごいことになったのですね。
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人形師の方が自在にあやつるからくり人形をファインダーで見つめていて、あまりの美しさにため息が出てしまいました。顔の表情は能面から来るのだそうです。同じ顔なのに、角度が変わると表情が変わって見えるのは不思議。。。。
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確かに、下と同じ人形なんですが表情違いますね。。。不思議。
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弓を射終わった時の満足げな表情と、この姿勢・・・
それにしても相変わらずこの会場はなかなかの暗さですが、D3sは活躍してくれています。以下ムービーをどうぞ。。。
D3sで高感度撮影。一脚を持って行って良かったのですが、マイクを忘れた・・それでも声や音はそれなりに拾っていますね。実はこの人形、何回かに一回は的をはずすんだそうです。で、その時に「がっかり」の表情をするらしく、それも楽しみのひとつとか。でもね、表情はずーっと変わらない人形なんですから、どうして「表情が変わった」と分かるのか、それが不思議なのです・・・
「茶運び人形」。くるりと回ってくる所がすごい。距離は自在に決められるようになっているそうで・・・・