トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2009年4月18日土曜日

サーモン餃子とまかない餃子

Taro's Fish。フリーランスのコンサルティングで、普段はお店のディスプレイとか(家では私の職業は「シール張り職人」と呼ばれておりますが。。)をお手伝いしていますが、今日は朝お店に行くとエプロンが用意されていて。。理由は「サーモン餃子」を焼くことになっているからです。「今日は餃子を焼いてくださいね」と頼みごとの上手な元気のいいスタッフにやられてしまいました。味付けの終わったタネを包むところと焼くところが私の担当。これまで何度もためし焼きをしてきましたが、さらにもう一度念のため少量焼いてまずはオーナーに最終確認です。さらに複数のキッチンスタッフに確認を取ってオッケーが出たので、あとは焼くだけです。

長いこと家で餃子を焼いてきましたが、こういう状況で焼くのは初めて。場所が変わっても手順は家と一緒ですから、落ち着いて、心を込めてすればいいんです、いつも家でやっているのと同じですね。そおいえばすごく昔のことですが、ある方に「一皿の原価計算は大事。でも味を決めるのは愛情」と言われたことを思い出します。確かに私はプロじゃないんですが、長いこと家族に出してきて、我が家を訪れるお客さんには必ずといっていいほど出していますから、その気持ちで。。

ただ、空調の騒音や隣のバーナーで行われている料理の香りなど、今まで経験したことのない状況に、最初は戸惑いもあり、自分の感覚を調整しながら。。

経験的に「焼きあがりまで蓋を開けずに香りと音で判断」と染み付いている所に、忙しく動いているキッチンの新しい状況が加わり、自分の染み付いた感覚を調整するのに実は必死。。。とはいえ、隣で料理をしているスタッフ(彼は平日はサットンプレイスで働いているカナディアン。とてもいい人です)からは「餃子? どうやってるの?? そんなに水入れるの?」と聞かれるは、反対側で揚げ物をしているスタッフ(彼は日本語の上手な中国人)からは「おー、餃子。上手じゃないの! パソコンとカメラだけじゃないんだー。」と半分ちゃかされて(なんといっても中国4千年の歴史ですから。。)、さらにはビデオを撮りに来る人もいたりして(この人はいつも良く分からないことをしに来ます)、意外とじゃまする人が一杯。。。このお店、スタッフはとっても和気あいあいとしていていいんですが。。。

餃子は味はもちろんのこと、出来上がりのこんがりとした色が命。何故かななめに流れるバーナーの火をどのように均等にフライパンに当てるか、この「色」が見えない「フライパンの中の蒸気の温度」を物語ります。これは出来上がった時にわかることで、やり直しもきかない、いつものことながら気は抜けません。

こんな風に値段がついてお店に並んでいくのもはじめての経験。自分で焼いたものが自分の目の届かないところで味わわれているというのも、初めてです。ちなみに朝仕込んでおいたタネをこの時お店で包んだ野菜たっぷりの豚肉餃子は「まかないデビュー」です。

餃子焼いただけだったのに、一日終わった段階でぐったり。目を開けているのでやっとです。。皆さんぜんぜん元気なんですけどねぇ。。やっぱり私は「シール張り職人」のほうが慣れてていいようです。。