トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
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2009年1月19日月曜日

カラオケチャンピオンにおでんの器

お友達とおでんの話になって、「おでんの容器、どうしましょう?」「うーん、日本で良く見るようなあの容器があったら最高ですよね。。。」「じゃ、作りましょうか!」「え? そんなことできるんですか?」「鉄工所があるので、彼らは作れると思います。」「なるほど。。。」「どんなものを作るのか、図面が必要ですね」「わかりました、ちょっと考えがありますから。。。」と言い残して30分。段ボール箱を切ったりくっつけたりして工作のお時間です。「こんな感じでどうでしょう!」「おー、サイズ、合ってます?」「大丈夫だと思います」「それじゃあ、早速出かけましょう」「え? この状態で行くんですか?」「善は急げっていうじゃありませんか」「・・・・」で、到着したのがこの鉄工所。いやー、懐かしいですねぇ。私は東京の下町のはずれの産まれ。こんな鉄工所が近所に何軒もありました。あこがれちゃってたんですよね、溶接に。

で、作ったものを見せるんですね。こんな風でいいのか?

お話を聞いてくれたのは、左側の人。とっても心の優しい方です。日本にいたことがあるので、日本語が話せますが、かなり忘れているので、身振り手振りが入ります。「できますよ。大丈夫です。」良かった良かった。「それで、このダンボールのサンプルは必要ですか?」「あ、それはいらない。記念に持って帰っていいよ! わははは!!!」「・・・・」そうですよね、いらないですよね。。。苦労して作ったのに。。。。

数日して「できましたよ」と連絡があったので早速現地に直行。見てびっくり。すごいですねぇ。あのダンボールが、こんな立派な姿に。。。。

「これから足をつけますから」といって出てきたこの人。さらに心優しい人です。

「ねえ、あれ何ていったっけ?」「え?」と聞き返すと、テーブルにマジックで「案山子」と書きます。「あ、それかかしでしょ」「あー、そうそう、かかし!」彼はいきなりさだまさしの「案山子」と歌い始めます。それがですね、完璧な日本語の発音に加えて、超美声! カラオケチャンピオンだな、この人。だんだん何だか判らない感じになってきて、急にものすごく面白くなってきました。

美声で「案山子」を歌いながら、こんな風に溶接を始めます。あこがれの溶接。かっこいいなぁ、この人。もし自分が女性だったら、間違いなく食事に誘われたら行くでしょうね。なんのこっちゃ。。。

なにやら怪しげな暗号が。。。

といっている間に完成! すごいですね、おでんの器。

こういうことをさせたら、最強のコンビですね。このお二人には感服です。

で、このおでんの器のデビューです。

この写真だけ、1週間先のものですが、おいしいおでんが優しい心の鉄工所の皆さんのおかげで、華やかな舞台で無事デビューを果たしました。良かった良かった。。。あのダンボール、取っておけばよかったかな。