トロント(カナダ)在住20年の筆者が、カナダ国内旅行やトロント市内を中心としたイベントで撮影した写真で綴るブログです。
自己紹介はこちら

2009年1月6日火曜日

そしてトロント到着

トロント帰国の時はいつでも大荷物。昨年はミニバンをよんでもらうのに、ひと悶着があったのですが、今年はスムーズに。。しかし、寒い。。。

運転手さんはインド人のひと。助手席に座った私は早速「トロントは、まだ寒いの?」と思わず口をついて出た言葉が軽いジョークとなって、彼は大うけでした。後で知ったのですが、この週のトロントはめちゃめちゃ雪が多くて寒かったのですね。そこからなんとなく話がはずんで、何故かそれぞれの故郷の話に。どれくらい時間がかかるのか、どんな街なのか、などなど。親族が集まり、皆が再会を喜び、生まれ故郷を思う。そんな暖かさが帰国時の楽しみ。彼もつい一ヶ月前に故郷に帰国していたのでした。生活の場であるトロントとは違う懐かしさのあるのが故郷、そんな話をつらつらと。
でも、トロントも第二の故郷。移民として住む私たちは、遠く故郷を離れ、人種の違いなく皆同じような思いをもってトロントで生活をしているのですね。「あなたも私と同じ思いだということが分かった」と彼。
ここで毎日一所懸命生きること、家族を思うこと、これから先どのような人生が待っているか一寸先はわからないけれど、今を精一杯生きること、それが人生そのものじゃないか、などということを話していました。「自分はいまだに、なんでトロントにこんなに長く暮らしているのかと考えることがありますよ」と言ってみたら、彼は「ああ、その感じは良くわかる気がする」と。「でも、理由なんかわからなくてもいいじゃない。ここで暮らしていることそのものの中に意味があるのだし、もしかしたら本当の理由なんてないのかも知れないよ」と。
「さすがインド人、哲学的だぁ」などと心の中で思いつつ、30分ほどの道のりがあっという間に終了。「ああ、トロントに帰ってきたんだなぁ」と実感したのですね。

思えば昔、タクシーに乗っては英語の勉強とばかりに運転手さんに話しかけていたっけ。カナダ人の人よりも、アフリカの人、インドの人など移民の人の方が話がはずんだのですね。

恐るべし、タクシーの運転手さん。